玉陵(たまうどぅん)関連の8ミリ映像
1977年11月24日、3年におよぶ修復工事が終了し、竣工式が行われました。獅子像の除幕式など、その式典の映像記録です。
No. 0112-03
タイトル:玉陵 竣工式
撮影者:遠藤保雄(Yasuo Endo)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 10m13s
撮影時期 : 1977年11月24日
主なロケ地 : 玉陵 (沖縄県那覇市首里金城町)
スキャン方式 : Aerial Image
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玉陵
当時の沖縄タイムスの記事をみると、竣工式ではなく「修理完成落慶式」と書かれている。映像の中にも、看板と招待状で両方の表記がかかれているので、同じ式典と解釈できる。
また前述の沖縄タイムスでは、元沖縄タイムス副社長、会長を務め、県の文化財の保護、芸能の振興に尽力した豊平良顕のコメントを載せている。
「終戦直後は、これまで復興出来るとは想像もできなかった。」と感慨深げ。「戦後文化行政が強化するに従い玉陵が優れた石造建築物として認められた。沖縄の歴史の”あかし”となる県民共有の文化遺産だ。この認識を持って保管に最大の努力をはかって欲しい」と話していた。(沖縄タイムス 1977年11月25日)
このような文章を逆に読めば、戦後の破壊の状況の激しさ、すべてを失った時の憤りのような感情が想像できる。加えて、そこから様々な文化財が復元され、現在に至ることに感動すら覚えてしまう。
(文:真喜屋力)
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