【FILMS】戦前の札幌市内

戦前の札幌市内の映像です。

No. 1668-01
タイトル:戦前の札幌市内
撮影者:井須荘二(Souji Isu)
提供者:外間政一郎(Seiichiro Hokama)
撮影メディア :
8mm Film/B&W/16fps
本編時間: 2m1s
撮影時期 : 1937年6月
主なロケ地 : (北海道札幌市)
スキャン: Frame by Frame

撮影日時に関しては疑問がある。フィルムの収まった箱には昭和12年(1937年)6月15日とあるのに加えて、内容は「札幌祭(1)」と書かれている。しかし映像に祭りらしきものは映っていないので、別のフィルムの箱と入れ替わっている可能性はある。
しかし1937年撮影のフィルムが他にもあることから、時代的に大きなズレはないと思われるが、一応留意事項としてここに書いておきます。

▲箱に日付が書かれているが、内容が『札幌祭』となっている。

映し出される戦前の札幌の町並み。祭とはほど遠い日常的で穏やかな時間が流れて行く。

 

 

▲昭和12年竣工の札幌市庁舎。

市役所の後ろにチラリと見える独特な形の塔は、北海道で最初の西洋式のホテルと言われる札幌グランドホテルのものだろう。いくつか古写真をめくっていると、札幌市庁舎と札幌グランドホテルが同時に映っている物もあるため、位置関係もまちがいない。

▲中央奥に見えるの塔は、札幌グランドホテルと思われる。手前左は市庁舎。

建物だけでなく、バスらしき自動車や、路面電車など、交通機関もしっかりと映っている。また路面電車の奥に見える洋風建築は、北海タイムス社の本館のようだ。

札幌の戦前の姿を知る方からの情報や、思い出など、コメント欄にいただけると嬉しいです。

(文:真喜屋力)

 

▲奥に見えるのは北海タイムス社本館と路面電車。

 

▲三越百貨店

 

▲三越のアップ。

 

 

5 Comments

  1. 1:16~1:24あたりに写っているのが、北海タイムスの西側にあった北海道拓殖銀行本店ですね。

  2. 1分09に写っているのは旧札幌警察署の庁舎ではないでしょうか? それにしても素晴らしい記録ですね!

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