北谷の米軍キャンプの施設の野球場で行われた日米対抗草野球の映像です。
No. 1825-03
タイトル:日米草野球
撮影者:遠藤保雄(Yasuo Endo)撮影メディア : 8mm Film/Color/16fps
本編時間: 2m29s
撮影時期 : 1960年代前半
主なロケ地 : CAMP KUWAE (沖縄県北谷町)
スキャン: Frame by Frame
北谷のグラウンドで行われた日米対抗の草野球。時代は1950年代の後半ではないかと思われます。
野球チームと言っても、特にユニフォームもなく、昼休みの休憩のようなノリにも見えますが、冒頭部分では軍服を着た偉そうな人がいたり、何かを読み上げている背広姿の人がいたり、公式な試合のようにも見えます。
たしかに1960年代でも、エイサーの衣装は白いYシャツが基本だったことを思えば、野球のユニフォームもこんな感じで、不思議ではないですが。
場所が北谷町にあるキャンプ桑江(Camp Kueまたはキャンプ・レスター)とわかったのは、グラウンドの背後に陸軍病院(後の海軍病院)が見えたことによります。この建物が竣工したのは1958年のはずですが、映像を観ると建物の半分が透けて、ビルの向こう側が見えていて、どうもまだ工事中のようにも見えます。場所はまちがいないとして、撮影の時期に関しては1950年代の後半くらいと観ていた方が良いのかも知れません。
陸軍病院の竣工時の映像は別のフィルムでもupしてあります。
ここでは病院の屋上から見た野球場が撮影されていて(下の写真)、補完的に見ることができます。
グラウンドの後ろには、一号線らしきものも映っています。一般のバスが走っていることから観てもまちがいないと思いますが、歩道はもちろんフェンスなどもなく、かなりオープンな環境だったことがわかります。
背後の丘の上に見えているのは、おそらくライカムにある将校クラブと思われます。
(文:真喜屋力)
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