【FILMS】EXPO’70 大阪万博

久しぶりに本土の映像。1970年の万国博覧会の記録です。

No. 0376-00
タイトル:EXPO’70 大阪万博
撮影者:屋冨祖正弘(Masahiro Yafuso)

撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 24m45s
撮影時期 : 1970年
主なロケ地 : 大阪国際万国博覧会会場 (大阪府吹田市)
スキャン: Frame by Frame
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主なロケ地表示(Google Map表示)
大阪国際万国博覧会会場

冒頭に映る万博のマーク。フィルムの色が変色しているのできがつきませんでしたが、これはおそらくこちらのポスターのアップ。

▲大阪万博のポスターの一つ。

大阪万博の8ミリ映画に特徴的なのは、家族の映像よりもひたすらパビリオンの造形を記録したものが多いというところでしょうか。それくらい、どこにカメラを向けてもフォトジェニックな風景にあふれていたと思います。

これもまたそう言う箇所が大部分なのですが、良い案配で家族の映像も入っています。

▲太陽の塔はやはりマストで撮影。

撮影者の屋冨祖さんは既に故人ですが、この映像を奥様といっしょに観た所、奥様もミニスカートのワンピース(と言っても膝くらいですが)を着て登場します。

奥様曰く「ミニが流行っていたからしかたなく着ていたよ。恥ずかしくて本当に嫌だった」という、当時の思い出をお聞かせいただきました。

着たい、でも似合わない、だから着たくない、でもみんな着てるからしかたがない。という微妙な女心と、当時の流行のミスマッチが微笑ましく感じました。

何気ないけど、流行の功罪みたいなものを考えさせてくれる御話しでした。

 

▲ミニスカートが恥ずかしかったという奥様。

 

▲人が多過ぎて休む場所もない状況。

 

しっかり奥様の姿を撮影しているのですが、やはりキレイなコンパニオンのお姉さんを見ると撮影してしまうのは男心。プロの写真家としての力量を発揮しているのも楽しい所。

それら以外はもうほとんどパビリオンの造形。万博の映像はいっぱいあるので、それほど珍しくもないのかもしれませんが、プロカメラマンの8ミリのフレーミングをお楽しみください。

(文:真喜屋力)

▲キレイなコンパニオンのお姉さんのアップ。

 

▲奇抜な建築が並ぶ中、フォントは意外なほど普通でした。

 

▲未来のコンセプトカーもかっこいい。
▲繰り返しパターンをアップで強調して撮影。
▲シンプルだけど力強いデフォルメ。
▲太陽の塔の周りにも細々とオブジェが!

 

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