沖縄とは関係のない映像で、なおかつ孤児作品ですが、聖火リレーが行われているこのタイミングで、調査のためにお公開したいと思います。撮影者、被写体となった人物、ロケ地の情報などわかる肩がおられましたら、コメント欄などにお知らせください。
No. 1438-00
タイトル:オリンピック聖火@兵庫撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 3m54s
撮影時期 : 1964年9月24日
主なロケ地 : 兵庫県 (兵庫県)
スキャン方式 : Frame by Frame
先導者の看板には「オリンピック県民運動」としか書いていないのですが、トーチの形状や、その規模からいっても1964年の東京オリンピックの映像ではないかと思われます。
1964年の兵庫県の聖火リレーの様子は、ヒョーゴアーカイブスのサイトで、より鮮明なニュース映像の動画を観ることもできますので、そちらと比較するのも一興です。
さて1964年に兵庫県内の聖火リレーは、9月23〜25日に瀬戸内海コース、9月26〜27日を日本海コースと、二つのルートを走っている。そのうち25日だけは台風のために中止になっています。
兵庫県在住の方に聞いてみた所、瀬戸内海コースの映像ではないかと言う見立てがあるくらいで、ハッキリとしたことはわかりません。
映像は都会でも、観光地と言うわけでもないコースを走っている様子。大きな工場らしき建物の入口が見えます。門柱の文字はぼやけて読みづらいのですが「神鋼機器工業」ではないかという推測があります。こちらの会社は関西支社として神戸市中央区にあります。見立てが当たっていたとしても、現在と同じ場所かどうかはちょっと不明です。
もうひとつ登場する会社。おそらく撮影者の関係する場所だと思われる「株式会社三光…」。同名の会社は静岡などにあるようですが、これも現在では不明です。
フィルムはネットオークション経由で持ち込まれたもので、これ以外にも20本以上のフィルムがあります。すべてが同一の撮影者のものかどうかはわかりませんが、もし撮影者がわかればDVDを寄贈したいのと、正式な公開の許諾などをとってすべてデジタル化したいと考えております。
(文:真喜屋力)
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