【東アジア映像館】
西表炭坑伝 〜密林の黒いダイヤ〜

秘境・西表島の80年続いた知られざる炭坑の歴史。
その悲惨な炭坑の歴史は、明治時代から始まり、戦後初期まで続いた西表炭坑、元坑夫の体験談や当時の映像を交え、その歴史を紹介します。
西表島の石炭は「黒いダイヤ」と呼ばれ、戦前は貴重なエネルギー源となっていましたが、劣悪な労働条件とマラリアが原因で炭坑で働いていた多くの坑夫の命が失われました。
その悲惨な炭坑の歴史は、明治時代から始まり、1960年に炭坑が停止されるまで80年にも及びます。
今回の作品では、元坑夫の体験談や当時の映像を交え、その歴史を紹介します。
大切な資源を作り出す坑夫たちの労働条件は、1886年に石炭の本格的な採掘が始まる初期時代からすでに劣悪で、マラリアを発症し命を落とす人が後を絶たなかったり、生活は監視され逃亡失敗時は見せしめのリンチがあったりと、今では想像もつかない凄惨な炭坑の歴史があったことが分かります。
実際の元坑夫の証言は、生々しく、耳を覆うほど痛々しい。
今では豊富な自然と、秘境で知られる西表島ですが、悲しい炭坑の歴史があったことは知っておく必要があるかもしれません。

製作年 2011年(平成23年度)
上映時間 12分
規格 HDビデオ/16:9/カラー
企画 竹富町
製作 ㈱水圏科学コンサルタント/株式会社シネマ沖縄
プロデューサー 末吉真也
監督 井上真喜
撮影 知念 稔
監修 三木健
ナレーター 嘉数明美

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