牧港といえば、現在は国道58号線を軸に、幹線道路が交差する交通の要になった感があります。そうなる前の、と言ってもほんの30年ほど前の映像です。
No. 0391-00
タイトル:牧港から田芋畑へ
撮影者:吉浜昇(Noboru Yoshihama)撮影メディア : 8mm Film/Color
本編時間: 3m23s
撮影時期 : 1980年代
主なロケ地 : 牧港、田芋畑 (沖縄県浦添市,宜野湾市)
スキャン方式 : Frame by Frame
映像は前半の映像は正直、ロケ地不明の映像です。ハッキリするのは1分30秒ごろから映る下のパンショット。北側から牧港を見た映像です。
丘の上には教会が建っていたはずですが、なんと言う教会であったかは調査中。画面の右側には沖縄電力が見えます。その手前は埋立地で、下記のリンクの8ミリには埋め立て前(1958年ごろ)の空撮映像が見られます。(1分38秒あたり)。またこの映像には下記に紹介する田芋畑も写っていますので比較してみると楽しめます。
ここで目を引くのが水際に密集する水上住宅。遠目に人が住んでいるのかはわかりませんでしたが、不法建築物であることは間違いなかったようです。この辺の詳細も気になる所です。
※記事をアップした後、上記の建築物についての新聞記事を見つけたので、引用します。
姿消す水上拠点〜牧港漁港建設急ピッチ
宜野湾市と浦添市の境界を流れている牧港川の河口には香港の水上生活者住宅を思わせるような漁民の漁具置き仮小屋が約三十も並んでいる。(中略)牧港川独特の風物となってきた水上仮小屋もあと数年で姿を消す。
牧港川に水上仮小屋が造られ始めたのは、戦前の漁船溜まり場が米軍に接収された戦後。一時期は水上ビヤガーデンができるなどしたが、今では純然たる漁民の漁具置き場。(後略)
(琉球新報 1980年1月13日朝刊)
周辺の風景
牧港から国道58号線を少し北上したところにペプシコーラの建物がありました。その手前(下画像の左端)に「世界キリスト教会」なる看板が見えます。これは後に東京で人気が出た又吉イエス氏の教会兼選挙事務所です。右端に見える二階建ての建物は「極東警備センター(株)」と書かれていますが、現在(2019年)も、ほぼ同じ形で建っています。ちなみに左側はニトリになっています。
ペプシコーラの裏側から海岸までは低い土地になっていてターム(田芋)の畑(水田?)が広がっています。この部分だけは今もあまり変わっていない感じですね。
ここであらためて、前半の謎の石垣の画像を載せておきます。どなたかおわかりの方がいましたら、コメントなどで、情報をお寄せください。
(文:真喜屋力)
Leave a Reply