かなり画質の悪いフィルムですが、だからこそ所々に垣間見える懐かしの風景に目を奪われます。映像はうるま市の宮城島池味。仕掛け漁をしているところの映像です。後半はお隣の平安座島の海中道路。
N0. 0987-02
撮影者 : 真栄喜正吉 (Shoukichi Maeki)
タイトル:宮城島池味の漁、平安座の海中道路本編時間: 2m13s
主なロケ地 : 宮城島池味の海岸,平安座の海中道路 (沖縄うるま市宮城島,平安座)
撮影時期 : 1971年ごろ
撮影メディア : 8mm Film
スキャン方式 : Frame by Frame
映像を提供して下さったのは、宮城島宮城にお住まいの真栄喜さん。どんなところにも郷土を愛する歴史家に出会えたりしますが、真栄喜さんも宮城島の映像だけでなく、写真。新聞の切り抜きなど、丁寧にスクラップを続けてくれていました。
フィルムはかなり劣化が進んだ状況ですが、貴重な場面がギリギリ見える状態です。しかし、その荒れ具合が、ノスタルジックなムードを醸し出してもいます。
池味は小さな漁港を持った集落です。小さな湾には遠浅の海岸もあり、昔はそこに石垣を作って魚を捕まえていたそうです。この映像はおそらく1971年ごろですが、このころは網も使って仕掛けを作り、満潮の時に入ってきた魚を干潮のあいだに捕まえていたそうで、この映像はその時の様子です。
画面は荒れているのに、なんとなくみんなの笑顔が見えるような不思議な映像です。
後半はお隣にある平安座島の海中道路。海中道路はまだ繋がった時期のようで、舗装されていないように見えます。このことから、このフィルムの年代も1971年ごろと推定されています。
海中道路に関しては、下記のページもご覧ください。
(文:真喜屋力)
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