【FILMS】奥武山 世界動物博

N0. 0679-03
撮影者 : 金城真助 (Shinsuke Kinjo)
タイトル:奥武山 世界動物博

本編時間: 4m40s
主なロケ地 : 奥武山公園 (沖縄県那覇市奥武山)
撮影時期 : 1973年12月23日〜3月10日
撮影メディア : 8mm Film
スキャン方式 : Frame by Frame

奥武山公園にやってきた移動動物園。奥武山公園は、西側に大きな広場があり、様々なイベントが行われていた時代がありました。これもその一つです。場所の特定に関しては、球場らしき建築物と、ゾウの背後に見える那覇軍港の船の姿から、まちがいないと思われます。

世界動物博の新聞広告には、開催期間は1973年12月23日〜1974年3月10日。150種の動物と、猛獣ショーなどが売りの大きなイベントでした。

興味深いのは、新聞広告のコピーには「すばらしい野生の動物150種800点勢ぞろい」と書かれていますが、生き物を「800点」と数えるのは、まるで命のない”物”を数えるような感覚。今なら「800匹」と表記されるのではないでしょうか。この辺の感覚の変化を見るのもアーカイブの楽しさでしょう。

実際、この時代は動物の移動、展示に関する法律があまく、映像を見ていても信じられないような小さな檻の中に大柄の動物たちが詰め込まれている感じすらしてきます。

▲当時の新聞広告(沖縄タイムス)

 

とはいえ、子供たちからすれば、このような間近な距離で動物たち接することができるのは良い機会。図鑑やテレビでしか観たことがない動物に触れることすらできるわけですから、すばらしく良い思い出になったことでしょう。

映像には小僧の背中に乗る子供たちの姿も映っています(背後には那覇軍港が見える)。思わず大人でも乗ってみたくなりますが、なんとなく子象の姿しか見えないのも気になります。特に一番手前にいる子象はものすごく小さい。現在の法律では、確かある程度の大きさにならないと、親と引き離してはいけないはずです。

移動動物園は、沖縄こどもの国、玉泉洞、沖縄グランドパークなどでも行われていたようです。沖縄が日本に復帰して、いろいろと交流がしやすくなったことと、法律が厳しくなるまでの間に咲いた、徒花のようなイベントとも言えるかも知れません。

(文:真喜屋力)

▲小さすぎる子象と、背後の那覇軍港。
▲キリンの背後に見えるのは球場か、陸上競技場?
▲小動物はこんな感じでざっくりした檻に展示されている。
▲ラクダの顔が子供たちの数倍ある。

 

 

 

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