【FILMS】お父さんの73才の祝い

8ミリ映画は、素人カメラマンの撮影ながら、様々な時代のトピックが記録され、その保存の価値に説得力を与えている。しかし、一見すると社会的には大きな意味を持たない、プライベートな喜びの記録こそが、本来の8ミリ映画の魅力だと思います。これもそんな一本。

N0. 0434-00
撮影者 : 匿名
本編時間: 3分23秒
主なロケ地 : 自宅 (沖縄県)
撮影時期 : 1973年2月10日
撮影メディア : 8mm Film
スキャン方式 : スーパーダビング8

 

撮影者の父親の、数え年73歳のトゥシビー(生年祝い)の祝宴が記録されている。撮影が1973年だから丑(うし)年生まれであろう。

 

冒頭に父親とその母親らしき女性(撮影者の祖母)が、祝いのカチャーシーを踊っている。状態の悪いフィルムだが、女性の満面の笑顔が印象的。やがてそこに赤い着物を着た幼女(撮影者の娘?)が呼び込まれ、カチャーシーに参加する。映ってはいないが、撮影者を加えた四世代の共演が見事。

後半は、小学生くらいの男子二人による琉球舞踊。このために練習したのか、もともと習っていたのかはわからないが、息の合った踊りを見せる。集まった親戚縁者の手拍子もはいり、沖縄的な家族の喜びがあふれる映像が記録されています。

(文:真喜屋力)

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