【FILMS】EXPO大阪万国博覧会’70

1970年の大阪万博の記録。沖縄からも観光で行って記録が残っていますが、撮影者の山里さんは撮影技術とセンスが高く、見ごたえがあります。

No. 1627-00
タイトル:EXPO大阪万国博覧会’70
撮影者:山里景吉(Keikichi Yamazato)

撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 8m45s
撮影時期 : 1970年
主なロケ地 : 大阪万国博覧会 (大阪府吹田市)
スキャン: Frame by Frame

太陽の塔へのこだわり

前半の列車の車窓から撮影した横移動のショットもなかなかかっこ良いのですが、本作はとにかく太陽の塔をいろいろなアングルから撮影しているのが特徴的で、秀でたところでもあります。それに加えてフィルムの保存状態も良く、きちんとお金をかけてデジタル化したいくらいです。

▲横移動による太陽の塔で映画は幕開け。
▲横顔の目線から舐める、万博会場の遠景。
▲手前に人をいれて巨大感を出した望遠ショット。
▲まるで空撮のような、太陽の塔を展望塔から見下ろした画。
▲家族といっしょに太陽の塔。

未来の都市の風

観光旅行と言いましたが、万博映像を撮る人は、家族や同行者よりもひたすらパビリオンなどの建築を撮ってしまう人が多いイメージがあります。個性的で未来を感じさせる巨大建築群に圧倒されるのでしょうか。

ただ万博映像を見ていると、ひとつひとつの建築のすばらしさ以上に、まるで未来予想図で描かれていたような「未来の街」を感じさせる風景に圧倒されます。

(文:真喜屋力)

   

▲背景はCGと言いたくなるような”未来都市のパノラマ”感。

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