【FILMS】沖縄ボーイスカウト 南部地区競技大会

ボーイスカウトの競技大会。場所は那覇商業高校のグランドである。

No. 0395-03
タイトル:沖縄ボーイスカウト 南部地区競技大会
撮影者:遠藤保雄(Yasuo Endo)

撮影メディア : 8mm Film/Color/18fps
本編時間: 6m49s
撮影時期 : 1965年12月26日
主なロケ地 : 沖縄県立那覇商業高校 (沖縄県那覇市松山)
スキャン: Frame by Frame

いつもの集合地点から那覇商業高校に向かう子供たちの姿で映像はスタート。歩いている場所がどこだろうと悩んだが、よく見ると中央分離帯がある。この時代に那覇市内で中央分離帯と言われて最初に思いつくのは、行政府ビル(現在の沖縄県庁)から一号線(現在の国道58号線)に向かう通りくらい。那覇商業高校も近い。そうやってみると道の奥に見える店が沖縄タイムスビルの横にあった「沖縄植物園」であることに気がつく。ガラス戸で囲まれた温室のような作りであった。

▲中央分離帯があるので場所がわかった。

競技大会は那覇商業高校のグラウンドで清代に行われている。これも実は最初場所がわからなかったのですが、後者の間から見える瓦屋根で判明。卒業生に確認もとれました。

那覇商業高校の裏にある松山公園と、道向かいの福州園の敷地は、かつてマネング社の外人向け住宅地で、沖縄風の赤瓦を葺いた独特な形をしていました。

赤瓦屋根の外人住宅はかなり初期のタイプの様で、コンクリートの家に木造の赤がわら屋根を付けあsた構造。エアコンが普及してからは、木造は台風や白蟻の被害もあって造られなくなったと言うことです。

▲校舎の向こうに見える瓦屋根は外人住宅。

 

▲那覇商業高校のグラウンドにて

競技大会はグラウンドを行進し、挨拶などを経て、様々な競技が行われています。徒競走や障害物競走の様な運動会風のものから、腹筋競争の様な訓練の成果を披露するようなものまでいろいろ楽しそうです。

▲やはり徒競走は欠かせない。
▲腹筋競争で力比べ

最後は班ごとにテーマを決めて仮装大会。各班が掲げるプラカードには「物語の中の女王」「職業姿の女の人」「民族衣装」などの文字が書かれているのがわかります。

ちなみに競技をしているのが男の子達で、仮想をしているのが女の子、と言う風にも見えますね。ボーイスカウトとガールスカウトで、出し物が違っていたのでしょうか。

(文:真喜屋力)

▲各班ごとにテーマを決めて仮装大会。

 

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*