活気あふれる1957年の台北の街中。貴重なモノクロ映像は見ごたえがあります。
No. 0847-02
タイトル:海外旅行 台北 1957撮影メディア : 8mm Film/B&W/16fps
本編時間: 4m53s
撮影時期 : 1957年
主なロケ地 : 台北 (台湾)
スキャン: Frame by Frame
このフィルムも、撮影者不明の孤児作品(Orphan Works)です。同じ方が撮影したと思われるフィルムは1956〜1957年に集中し、主にアジア圏の国々に訪れた記録ばかりです。何か情報があればお知らせください。
フィルムの冒頭は山間部の静かな風景。これは台北市内ではないと思います。
そこから一転して繁華街の映像。大きな花輪を掲げたパレードが雑踏の中を進んで行きます。これは台北のお葬式風景でしょう。レトロな車や、自転車タクシーが走り回る風景も圧巻です。
ユニークなのはボーリング場の映像が紛れ込んでいる所。ボーリング場というの窓のない室内にある感じですが、こちらは大きな窓から光が差し込んでいます。今の時代にみると、木目調の作りも相まって、リゾート感が滲み出ています。
台北市民には有名な娯楽施設だったのかもしれません。
ばってんのような飾りが独特の旧 台北車站(台北駅)とその前の広場も映し出されます。広々とした空間を、自転車タクシーがリズミカルに走り回る映像は観ていてたのしくなります。
撮影からすでに半世紀が過ぎる映像。こういったフィルムも台北のアーカイブとかと連携して、いろいろとり活用して行けたらと考えております。
(文:真喜屋力)
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