【FILMS】皇太子夫妻、二度目の来沖と海洋博

以前、那覇空港での映像とした記事ですが、コメント欄などから指摘された通り、1976年1月17日、海洋博閉会式のために来沖した皇太子夫妻の伊江島空港での映像と判明したので、修正した記事をアップいたします。

No. 0507-09
タイトル：皇太子夫妻、二度目の来沖と海洋博
撮影者：花城清一（Seiichi Hanashiro）

撮影メディア : 8mm Film／Color／18fps
本編時間： 3m15s
撮影時期 : 1976年1月17日
主なロケ地 : 伊江島空港、海洋博プレスルーム (沖縄県伊江村,本部町)
スキャン: Frame by Frame

前述の通り、1976年1月17日に、皇太子夫妻は二度目の来沖を果たします。全日空（ANA）の貸し切りの飛行機が着陸したのは、海洋博覧会会場の沖に浮かぶ伊江島。通りで冒頭に伊江島タッチューが映し出されるわけです。

伊江島空港には日の丸の小旗をもった人々が大勢訪れている様子がわかります。撮影者は沖縄タイムスの関係者と言うことで、停止線の内側までに入り込んで撮影することができたようです。

 

 

飛行機のタラップから降りてくる皇太子夫妻を、かなり正面に近いところから捉えています。

 

ものものしいパレードの様子が少し映されていて、下の写真のような黒塗りの警察車両など、重厚な警備を感じさせます。

 

 

皇太子夫妻は、その後、海洋博のロゴマークが大きくプリントされたフェリーにのって、海洋博会場に向かいます。

 

最後に映し出されるコンクリートの建物は、海洋博のプレスセンター。窓には各部屋ごとに新聞社のマーク。カメラは沖縄タイムスの旗のある窓に向かってズームアップ。

 

 

繋がりから言うと、続いて映し出される部屋は沖縄タイムス社のプレスルームなのでしょう。家具などを見ると、やはり急ごしらえな感じがわかります。当時の沖縄タイムスを知っている方が見れば、映っている人物を特定できるかも知れませんね。

最後に映し出されるのは海洋博の閉会式を中継するテレビの画面。

 

（文：真喜屋力）